離湖(はなれこ)は、周囲3.8キロメートル、水深7メートル、水面面積35ヘクタールを測る府下最大の淡水湖。冬は渡り鳥がやってくるほか、ヘラブナやワカサギ釣りの名所としても知られている。
中央の離山はかつては島であったそうだが、堆積により陸続きとなった。山上には古墳時代の有力者を葬った離湖古墳と離山古墳が築かれている。
また、天文7年(1538)の『丹後国御檀家帳』に「あみののはなれと申す寺」と記されている龍献寺は、離山にあったと伝えられており、山内には今の多くの石造仏が祀られている。
地球の営みが生んだ半島の景観と恵み