郷村断層(小池地区)

昭和2年3月7日午後6時27分、まだ雪に被われた丹後地方を大地震(推定マグニチュード7)が襲い、丹後地方は、多数の死者、全壊全焼家屋も膨大な数にのぼる大被害を受けた。
地震の際、網野から峰山に向かって延長13キロメートル(郷村断層)、岩滝から野田川に向かって延長5キロメートル(山田断層)の断層が生じた。

垂直及び水平のズレが顕著であり、地層運動により花崗岩を切断し、岩盤に鏡肌や擦痕をつくっていることから、大変珍しく、学問的にも貴重なものとされた。昭和4年12月に、樋口断層(網野町郷小字樋口)、小池断層(郷小字小池)、生野内断層(生野内小字ハシラガ谷)の3カ所が、当時の村名をとり、郷村断層として、国指定天然記念物に指定された。

ストーリー
<災害の歴史と記憶を伝える>
指定区分
国指定天然記念物
住所
網野町郷

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