五箇三番叟

五箇の三番叟(市指定 無形民俗文化財)は、五箇地区の氏神愛宕神社の秋祭(十月十日)に奉納される芸能で、本殿前にしつらえた板敷の舞台で演じられる。
この三番叟は、舞手三人、鼓(カシラ)、鼓(シリ)、大鼓(オゝド)、カゲ、笛(現在・欠)という囃子方四人、及び後見によって行われる。その芸能は、詞章その他基本的に能の翁に同じであり、一番叟は千歳、二番叟は翁、三番叟は揉の段・問答・鈴の段(黒式尉)にあたる次第を舞う。歌舞伎色の強いもので、近世後期この辺に流行した農村歌舞伎とかかわる伝承であり、文化・文政期にさかのぼるものと考えられる。
 

ストーリー
<暮らしを彩る祭礼・芸能>
指定区分
府登録無形民俗文化財
住所
峰山町五箇

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