神明山古墳(国指定 史跡)は、古墳時代前期末~中期初頭に竹野川河口の左岸、沖積平野に舌状に張り出す丘陵を利用して築造された全長190メートル、後円部径129メートル、高さ26メートル、前方部幅78メートル、高さ15メートルにおよぶ前方後円墳で1923年に国史跡に指定されている。
表採遺物として土師器高坏、器台、二重口縁壺などが出土している。また、円筒埴輪も出土しており、丹後型円筒埴輪や朝顔形埴輪などが出土しており、表面にヘラ描きで舟と舟をこぐ人物が描かれた埴輪も出土している。
また、墳頂部からは平安時代後期に営まれた経塚が検出され、神明山経塚出土 銅鏡および神明山経塚出土 経筒が出土しており、市指定文化財に指定されている。