深田部神社

深田部神社は延長5年(927)に編纂された『延喜式』に「深田部神社」と記される古社で、かつては小字野崎(旧黒部小学校)に鎮座していたが、室町時代に八幡神社があった現在の場所に合祀された。

現在の本殿(府指定 有形文化財)は、文政12年(1829)に建てられた三間社入母屋造で、桁行4.67メートル、梁行2.97メートルを測る。本殿は、龍、獅子、兎、鳥のほか、雲、波など数多くの彫り物でにぎやかに飾られている。

また、10月第2日曜日に行われる秋祭には、3基の神輿が渡御し、あわせて太鼓輿と中学生以下の男子による黒部の踊子(府指定 無形民俗文化財)が奉納される。踊子は室町時代にさかのぼる古い姿を残す民俗芸能であり、大変貴重なものである。 

ストーリー
<半島に語り継がれた豊かな伝説・伝承><暮らしを彩る祭礼・芸能>
指定区分
府指定有形文化財 府指定無形民俗文化財
住所
弥栄町黒部

関連するストーリー